『共抱きの桜』制作話(2)〜主人公のユアンについて〜

私の作品に応募してくださった皆さまありがとうございます!
応募締切日が近づいてまいりまして応募数も増えていき大変嬉しく思います!

今日は主人公のユアンについて少し制作話を…。
ユアンの最大の特徴は「嘘アレルギー」を持っているということですね。
この「嘘アレルギー」という設定は偶然引いた2枚のカードに「嘘」と「アレルギー」という言葉が書かれていて「面白いなぁ」と思ったのが発端で、『共抱きの桜』という話を書く以前から「嘘アレルギーを持った主人公」のプロトタイプの話は実は何個か書いていたんです。懐かしいなぁ。

「嘘アレルギー」は「嘘」を聞くとアレルギー反応が出てしまうという症状で、嘘のタイプによって症状が異なる、という設定になっています。
「嘘のタイプ」というのは、例えば「冗談」とか「誇張」、「自己防衛」、「人を守るための嘘」とかそういったものです。そのタイプによって皮膚、呼吸器、粘膜、神経など異なるアレルギー症状が出るので、ユアンは嘘もわかるし、どんな嘘かも分かる、という設定です(作中ではそこまで詳しく語りませんが)。

ユアンを描いていて一番ドラマチックなところは、彼自身嘘がつけない、という制約があることです。ユアンは他人の嘘だけでなく自分の嘘にも反応してしまうからですね。

『共抱きの桜』はそれぞれのキャラクターで「嘘」「隠し事」「真実」「本心」いろいろあるので声優様にとってはやりがいあるキャラたちだと思います!
引き続きご応募お待ちしております!

花岡水晴

早稲田大学文学部「演劇・映像コース」卒業
小劇場を中心に舞台出演を多数経験、現在はラジオドラマ・朗読劇など声優としての活動を中心にしています。

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