『怪我をすればお祓いに。病気をすれば医者を頼り、仏と神に祈りを。悪事をすれば何かにとり憑かれているのだと人々は言う』
真面目で成績優秀なマナブと、学校で悪目立ちするキヨスミ。二人は幼馴染だけれど、長い間疎遠になっていた。そんなある日、マナブは偶然目が合ったキヨスミを昔の頃のように『キョーちゃん』と呼んでしまう。それをきっかけに、二人は再び昔のように接するようになり、マナブは自由に生きるキヨスミとの時間が増えていく。
優秀でいなければならないプレッシャーと、高校受験に失敗をしたトラウマを抱えるマナブは、テスト結果をきっかけに母と喧嘩をしてしまい、憂さ晴らしのためにある事をしてしまう。