デビルマリアの涙とは

どもどもZIONです。p(^-^q)
先日色々と考えた末に、ラジオドラマ次回作を「ビューティフルボーイ」から、結局「デビルマリアの涙(以降デビマリと表記)」に戻したわけですが・・。どういう経緯でこうなったのかというと・・。

今年の春くらいの時点でデビマリの構想はほぼほぼ出来ており、最初は作る気満々だったのです。ですが夏からスタートするラジドラのスタートアップと共に、2023年2月の公開に向けて第1回ラジドラコンテスト、略して「ラジコン」の全体のレギュレーションが「60分以内の作品」という縛りがあることを忘れていました・・。

詳しいことはまだあまり書けませんが、デビマリは年1の周期で出している僕の長編小説・第4作目ということもあって、たぶん十中八九総ページ数は400字詰め原稿用紙で500ページ近くなります。(ちなみにFRANKEN AI’sが350ページ弱で、ボク亀が約470ページです)

そんなこともあって、この壮大な物語をわずか1時間の短編として出すのが厳しいだろうと思い、折しもボク亀が公開して色々と評判も良かったこともあり、じゃあこの際ボク亀原作でも、ラジオドラマでも描くことが出来なかった「あの男のスピンオフを作ろう」という流れになったのです。

ですが、制作予定で話を進めたのは良いのですが、これまた色々と大人の事情や問題もあって、不安材料が増えてきたところに・・。僕はいつも脚本を作る前に「あらすじやエピソード集」を断片的に先に並べて、それがある程度出揃った時点で実際の脚本執筆に取り掛かります。そのあらすじ集を書けば書くほど・・暗い話だということに気づいたんですよね・・。(汗)

過去の作品も単に明るい話題の作品ではなく、そこそこにエグイ描写をしたりと、どちらかというと「サスペンス、ホラー色スレスレな作家」と認識されつつある僕なんですが・・。とはいえ、過去作品はその侘び寂びのバランスと言うか、暗い部分と明るい部分の棲み分けをしっかり出来ていたのです。それがわずか1時間のスピンオフとして表現するとなるとなかなか難しく、とはいえ僕自身の作家としてのプライドとして、「ボク亀を知らなくても理解できる、感動できる作品」にしたいという気持ちが大きく、やはり1時間では全く予備知識のない人が見るには「かなり重く、ヘビーな作品」になってしまうと感じたからです・・。

そこで、やはり初心に立ち返り、デビマリにしようと決めたわけです。じゃあ最初懸念していた点はどうするんだ?ということですが。そもそもデビマリは僕がこの数年間使っている単語「連続ラジオドラマ小説」として制作するつもりであり、会社の顔であり、代表する作品として作るのだから、だったら来年2月のラジコンには「まずは冒頭部分の1時間を第1話として公開」して、すぐさまそれ以降の制作も継続して進めてゆけば良いんだと思ったわけです。

というわけで長々と経緯を描きましたが、今猛烈にデビマリ原作の執筆を進めています。(現在ようやく全体の1/3程度?・・)気持ち的には早ければ11月中、遅くとも年内中には原作小説を出版する気持ちで頑張っていますので、今しばらくお待ちいただけますようお願いいたします。

それでは皆さん、デビマリへの声優オーディション。是非ご応募お待ちしています!
新たな声優さんと、新たな可能性に出会えることを楽しみにしています。

ZION

ZIONアイビジョン代表、RAZIDRA代表

記事一覧

2001年よりIT系学校講師(デジタルハリウッド、モード学園HAL東京)として10年近く第一線で活躍した後、そのIT歴と同時期から始めた老舗インターネットラジオ放送局RADIO365を運営。水道橋にてラジオ事業とIT業務を生業として日々活躍中。社長業を行いながらもミュージシャン、作家、教育者という異色の表現者である。著作に『幕末爆音伝(2019年)』、『FRANKEN AI's(2020年)』、『ボクちゃんと亀吉(2021年)』、『デビルマリアの涙(2024年)』などがある。

コメント

この記事へのコメントはありません。